ローガンお裁縫教室

自分好みの布小物制作や古着のリメイクをしてみたい。老眼ですけど。

至高の豆大福【小倉屋】

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至高だの究極だのと軽々しく発言すべきでは無いことぐらい分かっています。けれども、私にとってこの豆大福だけは別格なのです。

好みは十人十色。故に、これが頂点だと押し付けるつもりは毛頭御座いません。

言いたかったのは、この豆大福を超える存在に未だ出会ったことが無い事実。

ただ、それだけのこと。

徳川御三家のお膝元

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そんな至高の逸品とは、茨城県の水戸市に店舗を構える小倉屋の豆大福。

ちなみに、水戸市は言わずと知れた茨城県の県庁所在地であり、同時に最も栄えた街でもあるのですが、県南に住む私にとっては都内に出るほうが圧倒的に早いため、どちらかと言えば近くて遠い場所、だったり致します。

ですから、余程の用事がなければ・・・と言うか、今回は約二十年ぶりの水戸市だったのだなぁ、と、記事を書いている最中に一年ほど住んでいた当時の記憶が甦り、思わず感慨に浸ってしまいました。

などと、ちょっぴり私事を挟んでみた次第。

豆大福と大福もち

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お店で売られているのは、何と表題の二品のみ。

私、この様な商売の姿勢が大好きです。普通ならばお客に来てもらう為にアレやコレやと手を出さざるを得ませんが、大福だけで勝負とは恐れ入りました。

地元ではかなり有名ですから、何も知らないで入店することは無いと思いますけど、全く予備知識無しでこのショーケースを見たならば、さぞかしビックリするでしょうね。

つぶ餡の豆大福に対し、こし餡の大福もち。

・・・ここだけの話、大福もちの方が好みなのはナイショ。

 

これぞ豆大福

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この豆大福、絹のように滑らかで、ほんのり甘い求肥で餡子を包んでいるのでは御座いません。腰がありながらもふっくらとし、且つ塩味がちゃんと効いている正真正銘もち米を搗いたお餅なのです。※出来立てはフワフワの柔らかなお餅ですが、半日もしないうちに腰が出てきます。

だからこそ、風味と歯ざわりが色濃く残った状態でゴロゴロ入っている赤エンドウ豆も、ガッチリ受けて止めることが出来るのでしょう。

口に含み、歯が触れるか触れないかの瞬間は先ず搗き立てのお餅の香り、そしておもむろにカブリついたならば赤えんどう豆の風味が相まって、まだ餡子へ到達していないと言うのに否が応でも顔がニヤけ始めるのです。

まぁ、私ぐらいになると、上の画像を見ただけで目尻が下がりますけどね。

塩味と甘さの真剣勝負

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しっかりとした甘さはあるものの、クドくないのであっさりしている風に感じる餡子。粒が立った小豆は皮のザラつきも無くとても艶やか。何処となく典雅な雰囲気を思わせつつも、塩味が強めの搗き立て餅と赤エンドウ豆の連合軍を真っ向から迎え撃つだけの力強さがありますので、どちらかと言えば剛腕タイプのつぶ餡、ではないかと。

各々の個性が最大限引き出された力強さ、身も心も満たされるとは正にこの事です。

柔能く剛を制す。そんなことわざも御座いますが、中々どうして、これほどまでに力強く洗練されていたならば、ちょっとやそっとの上品さでは太刀打ち出来ないでしょうね。

まぁ、ホンモノの餅だけに、すぐ固くなってしまうのが珠に傷ですけど。