ローガンお裁縫教室

自分好みの布小物制作や古着のリメイクをしてみたい。老眼ですけど。

トレンチライター

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この世に生を享けて以来ずっと非喫煙者を貫き通しておりますが、そんな私でもライターの一つや二つくらいは所有しております。

災害時に備えて・・・と言う目的は勿論の事、何となく機械的な構造に興味があったり、そもそも、おもむろにフリント・ホイールを親指で回し、ジュポッと火を点ける行為自体が好きなのかも知れません。

となれば必然的にZIPPO辺りが候補筆頭なのでしょうけど、何しろ趣味の世界ですから、もう少しマニアックに攻めてみても良いと思うわけです。

IMCO Feuerzeuge Austria

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コレは、オーストリアの首都ウィーンに拠点を構えていたライターメーカー、IMCO社製のトレンチライターに御座います。

ちなみに見出しの『Feuerzeuge』は、ドイツ語でライターという意味。すなわち、オーストリアのIMCO社製ライター、略して『Ifa』と呼ばれる隠れた名品。

余談ですけど、ボディに刻印されたオーストリアドイツ語の筆記体『 I 』は、英語筆記体の『 Y 』と似ているため、WEB上では『Yfa』と表記しているケースもしばしば。

誕生したのは二十世紀初頭

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IMCO社はハプスブルク家統治下であったオーストリア=ハンガリー帝国時代の1907年に創業されたボタンメーカーでしたが、1918年に終戦した第一次世界大戦後にボタンの需要が激減した為、その代替えとしてライターの開発を開始したとされています。

そして、二年後の1920年に発売を迎えるIfaですが、開発時には軍事品を再利用すべく鉄砲弾丸の空薬莢が用いられていたこともあり、この頃のIfaは薬莢の面影が色濃く残った意匠でありました。

今回ご紹介のお品は、それから数年の改良期間を経た後に『トレンチライター』の別名で大量生産が始まるIfaの初期製品となります。

製造時期は恐らく1920年代後半。

驚くべきことに壊れている箇所は一つもなく、今もなおバリバリの現役です。

多分、私が所有する道具の最長老ではないかと。